京都の街を歩いていていつも思うのは、「個人のお店がとても元気」だという事です。

そんな個人のお店の集合体とも言えるのが商店街という事になるのですが、今の時代の商店街は「シャッター街」と揶揄されるくらい寂れている所が多く、役目を終えた感が日に日に増しています。

しかし京都の商店街は比較的賑わいのある所が多く、今も生活には欠かせない場となっています。

今回紹介する三条会商店街はそんな商店街の中でもかなり賑わいのある所になり、歩いているだけで楽める所になります。


三条会商店街ってどこにあるの?


三条会商店街はその名の通り三条通りにある商店街で、堀川通~千本通間の道がそれにあたります。




堀川通り側の入り口


この商店街自体が三条通りになるので、三条通りを歩いていると急に商店街になったという感じで不思議な気分を味わう事ができます。


三条会商店街ってどんな所?


この商店街、まずは物凄く長いです。長さが800mもあり、直線の単一の商店街としては日本一を誇ります。

全国で距離が長い商店街と言われている所も厳密には幾つもの商店街が繋がっているというものが多く、単一で見るとそれほど長くはないというのが現実です。

しかし三条会商店街は「三条会商店街」という単一の商店街だけでこの距離がある大規模な商店街(商店組合)になります。


車がビュンビュン通る



商店街と言えば少なくとも夜間以外は歩行者専用道路というのが普通ですが、三条会商店街はその時間帯が14時~21時までになっています。

活気のあるお昼時は車両の通行もOKな為、店舗も開いていて人通りが多い中、車がビュンビュン通っていたのには非常に驚きでした。

店の前に棚を置いて品出しをしている所も多いので、よく事故にならないなと感心しています。


昔ながらのお店だけでなく、新しいお店も入っている


寂れた商店街というのは、
「需要が無くなる」

「人通りが少なくなる」

「店舗が潰れていく」

「昔からそこで商売している人だけが残る」

「更に需要が無くなる」

繰り返し…
という悪循環に陥り、新しいお店が入る余地も無いのですが、三条会商店街は新しいお店も多く、非常に代謝が良い状態と言えます。

居酒屋をはじめ、オシャレなカフェ、スイーツ、リラクゼーションルーム等、若い世代の方にも利用されているという事がよく解ります。

後、スイーツ系の出店もあるので、食べ歩きも可能です。





それでいて昔ながらの八百屋さんやお惣菜屋さん等もあり、新旧のお店が入り混じっています。

活気のある証拠ですね。


公園もある


商店街のちょうど真ん中くらいに公園があり、ここで休憩する事も可能で、商店街で買ったお弁当等をここで食べている人をよく見かけます。

そしてうれしいのはトイレがある事ですね。








終わりに 買い物だけでなく、遊びも行ける!

距離が長くお店にもバラエティがあるので、単に買い物としての場だけではなく、ちょっとした遊びにも使えそうな商店街だという事が解ります。

千本通りまで来ると中心地からちょっとだけ離れて観光地感が薄れるので、それもまたマニアにはたまらない所です。

それでいてやはり三条通りなので少し東に進むと河原町三条に行く事ができますし、後院通りを下って行けば四条大宮に着きます。

立地的にも恵まれた場所だという事が言えます。
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