京都の有名観光地の1つでもある鞍馬。
何気に外人さんにも人気のスポットのようで、鞍馬行きの電車はいつも外国人観光客で賑わっています。
人気なのは良い事ですが場所自体はかなりハードな所ですので、前知識を入れておかないとドえらい目に遭ってしまいます。
そこで今回は初めて鞍馬に行かれる方の為にコースガイドをしたいと思います。
比較的楽なコースからシャレになってないコースまで色々あるので、それらを全てご案内していきます。
また、ご両親やご祖父母の方が近々鞍馬に行かれる場合も是非この情報を教えてあげてください。
何気に外人さんにも人気のスポットのようで、鞍馬行きの電車はいつも外国人観光客で賑わっています。
人気なのは良い事ですが場所自体はかなりハードな所ですので、前知識を入れておかないとドえらい目に遭ってしまいます。
そこで今回は初めて鞍馬に行かれる方の為にコースガイドをしたいと思います。
比較的楽なコースからシャレになってないコースまで色々あるので、それらを全てご案内していきます。
また、ご両親やご祖父母の方が近々鞍馬に行かれる場合も是非この情報を教えてあげてください。
目次
京都市内で1、2を争う遠さ
まずは鞍馬の概要からお話していきます。
鞍馬は京都市内の観光地の中でも1、2を争うくらい、中心地から遠い所にあります。
↑の地図でも解るように大原と同じくらいで、単純な距離だけで言えば(市内ではありませんが)滋賀県の比叡山延暦寺よりも遠いです。
ただ大原や比叡山延暦寺と違っていくつもの交通を乗り継ぐ必要が無く電車1本で行けるので、それほど遠いという感覚はありません。
アクセスは叡山電鉄一択
アクセスは叡山電鉄というローカル線のみで、その名の通り鞍馬線の終点「鞍馬駅」で下車します。
出町柳駅→鞍馬駅 大人420円 子供210円
実は1つ前の駅「貴船口」からも鞍馬に行く事は出来るのですが、オススメはしません。
理由は後術します。
理由は後術します。
鞍馬駅を下車すれば、歩いて数分で入り口の門に付きます↑(人の流れが出来ているので、迷う事はありません。)
ここで入山料300円を払います。
ここからは色々なルートがあり、比較的楽なものから超ハードなものまであるので、事前に様々なルートを把握しておき、体調と相談して「これなら行けそうだな」というルートを選択しておくと便利です。(ルートはこの記事できちんとご紹介します)
鞍馬山という1つの山全体から成り立っている
↑こちらが鞍馬の全体図なんですが、実は鞍馬山という1つの山全体から成り立っていて、一番メインの「鞍馬寺」を目指すのがオーソドックスな観光スタイルになります。
そこに向かうまでの道中に色々なお堂やお社があり、様々なルートでそれらに立ち寄るという具合です。
ルートは全部で4つあるので、1つ1つご紹介していきます。
ルート1:体力に自身の無い方向け
鞍馬山のふもとにケーブルカーがあるので、それである程度の所まで行き、比較的平坦な道から鞍馬寺に向かうというルートです。
そして帰りもケーブルカーで下山します。
片道大人200円・子供100円になります。
このルートはメインの鞍馬寺以外に見どころがほとんど無く、鞍馬寺に参拝する事のみが目的ならそれで良いのですが、そうじゃない場合はちょっと物足りない感じになります。
もうちょっと色々な所を見て回りたい。
そんな方にオススメなのが次のルートになります。
ルート2:行きはケーブルカー、帰りは歩いて下山
このルートはもの凄くハードと言うわけでもなく、しかも見どころも多いので一番オススメ出来るルートになります。
行きはケーブルカーで鞍馬寺まで行き、帰りは歩いて下山するというもので、この下山の道が鞍馬山全体を通しても一番見どころが多くなります。
↑は主な見どころのみを挙げましたが、それ以外にもまだまだあるので、もし体力に自身があるのなら往復歩いても良いかもしれません。
ルート3:山越えハードコース
ルート1・2は鞍馬寺まで行き、そのまま元の鞍馬駅側の入り口まで戻ってきていましたが、ルート3は鞍馬寺からそのまま突き進んで向こうの貴船側の入り口まで向かうというものです。
見ていただいてお解りのように、ひと山越える訳ですから、かなりハードです。
ルート3に挑戦される方で、少しでも体力を温存したい場合はルート1のケーブルカーに乗り、自信があるのなら最初から歩いても良いかと思います。
本当にハードですが、その代りこのルートでしか見れない鞍馬ならではの見どころもあります。
鞍馬寺から貴船側の下りがもの凄い
鞍馬寺に着いて、貴船側の入山口に向かう際は下りになり、↑の写真は下りの途中に真横から撮ったものです。
見事な45度ですね…。
道も舗装されていないので、歩く度に足がゴツンゴツンと響いて痛いです。(たまに大きな石が地面にめり込んでいて、それを踏んづけた時なんかはもう…)
ルート4:全部味わい尽くす、超絶ハードコース
ルート3は最初にケーブルカーに乗るか乗らないかで、見どころが変わってきます。
逆に言うと、どちらかを諦めないといけません。
「どうせ見て回るなら、制覇したい!」という方はルート4がオススメです。
ただし、シャレになってないくらいハードです。
僕自身、この鞍馬を取材した時はこのルート4を歩きました。
時期は8月の真夏で、バケツで水をかぶったかのような汗をかきました。
ルート1~3の全部盛りですので、これ以上特に説明はありません。
貴船側からも行けるのですが…
叡山電鉄・鞍馬線の終点が鞍馬駅、その1つ前の駅が貴船口駅であの有名な貴船神社がある所です。
ですのでここに来られる方は鞍馬・貴船神社をセットで観光される方が大体です。
まず終点の鞍馬駅で降りて鞍馬を散策し、再び鞍馬駅から電車で貴船神社に向かうか、ひと山越えて貴船側の入山口まで直接行くのが効率の良い観光のやり方です。
先に貴船神社から観光して、そこから鞍馬に行くのはオススメできません。
ケーブルカーも何も無く、歩いてあの45度の坂を登るのはかなり厳しいものがあります。
しかも貴船側から行くと、最初の見どころは「奥の院魔王殿」になるのですが、それまでは何も無くひたすら山道を登る事になります。
鞍馬はあくまでも修行の場ですので、観光客向けに作られている訳ではないという事を肝に銘じておきましょう。
超強力なパワースポットとしても有名
実は鞍馬は京都の中でも指折りのパワースポットしても有名な所です。そのパワーの出所は「奥の院魔王殿」で、護法魔王尊(ごほうまおうそん)という金星からやってきた方が祀られています。
パワーの源は宇宙エネルギーなんですね。
そしてちなみに奥の院魔王殿の近くに「義経堂」というお堂があります。
これはあの「源義経(みなもとのよしつね)」の事なんですが、昔、この地で源義経が鞍馬の大天狗から武芸を習ったとされていて、この天狗というのが魔王の使者だと言われています。
つまる所、鞍馬の天狗というのは宇宙人と言う事になります。
まとめ
鞍馬と言う所は、前知識が無くヒールやブーツ等で訪れるとドえらい目に遭ってしまいます。また、この先どんな道になっているかが解らないまま突き進んでしまっても、大変な目に遭ってしまいます。
過ごしやすい季節ならまだ良いのですが、これが真夏の猛暑や真冬の大雪だと、事故にも繋がりかねません。
鞍馬に出掛けられる時はこの記事を読み返し、くれぐれも準備を怠らないようにしましょう。