大阪の天保山と言えば「海遊館」「大観覧車」「サンタマリア号」等が有名ですが、 実はもう一つ見所があります。

それはその名の通り「天保山」です。

天保山とは読んで字のごとく山になります。しかしあそこに行った事がある方なら解ると思いますが、あの辺のどこを見渡しても山など見当たりません。(むしろ海です)

それもそのはず天保山というのは日本一低い山(条件付き)として知られています。

そんな天保山に登ってきたので、ご紹介したいと思います。


天保山ってどこにあるの?


天保山がある場所ですが、「天保山公園」という中規模の公園の中にあり、場所的には大観覧車の真ん前になります。




天保山公園からの一枚。目の前に大観覧車が。






天保山公園自体はいたって普通の公園で、ブランコや滑り台等の遊具があったりと、特に変わり映えはしないのですが、海に面しているので奥に進むと海を眺める事が出来ます。





最寄の駅は大阪メトロの「大阪港駅」ですが、電車から降りた瞬間、潮の香がするので「海街に来たな」という実感が湧きます。


いざ、天保山山頂へ


それでは天保山の山頂に向かいましょう。公園に入ったら階段があるので上って行きます。






上った先はこのように広場になっていて、腰掛けるベンチが置いてあります。

実はここが公園内で一番高い所なのですが、ここは山頂ではありません。






ここを下って左側を道なりに進んでいきます。





するとまたもや広場に出るので、ここが山頂になります(奥に注目)。





奥に進むときちんと頂上の標識が掛かってあり、記念撮影をされる方もいらっしゃいます。

標高は「4.53m」と信じられないくらい低いですが、実は純粋な標高だけで言えばもっと低い山が存在します。

宮城県の日和山という山で、標高は3mになります。元は6mあったので、その時は天保山が日本一低い山だったのですが、東日本大震災の津波で山が削られて3mにまでなった事により再び日本一低い山に返り咲いたそうです 。

しかし「三角点」という位置を示すものがあるのですが、それがある山としては天保山が日本一低い山なのは間違いないそうです(正確には二等三角点)。

何にせよ、登った感が全く無いくらい低いのは間違いありません。


実は夜景の穴場


ちなみにですが、この天保山は夜景の穴場だったりします。

目の前には大観覧車があり、公園からの眺めは「そびえ立ってる」と言っても良いくらいの存在感なのですが、夜はライトアップされた観覧車が見事です。

人気(ひとけ)がそれほど無く、暗闇の中での観覧車は眩しいくらいに光り輝いています。

天保山に登る時は夕方あたりに訪れて、そのままライトアップされた大観覧車を見るのはいかがでしょう。
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