今回は大阪護国神社を紹介するのですが、護国神社自体は全国ほとんどの都道府県にあります。

記事の内容は大阪ですが、あなたのお住まいの都道府県の護国神社に当てはめて見ていただけると幸いです。


大阪護国神社ってどこにあるの?


大阪護国神社は大阪市・住之江区にあり、住之江公園という府が営んでいる大きい公園の中に鎮座しています。

最寄りの駅は大阪メトロ・四ッ橋線の住之江公園前駅と南港ポートタウン線の住之江公園前駅になり、2駅とも同じ場所にあります。


大阪メトロ 四ツ橋線





大阪メトロ 南港ポートタウン線(ニュートラム)



大阪メトロはその名の通り地下鉄なのですが、南港ポートタウン線は地上の高架を走ります。

しかも運転手無しの自動運転を行っており、「ニュートラム」と呼ばれています。


大阪護国神社ってどんな所?

護国神社というのは明治の初めから第二次世界大戦までで亡くなられた兵士の方を祀る神社になり、その方達を「英霊(えいれい)」もしくは「御英霊(ごえいれい)」と呼びます。

東京都と神奈川県以外は各都道府県に最低一か所は護国神社があり、その都道府県出身の御英霊が眠られています。(護国神社の総本山が靖国神社なので、東京は靖国神社がそれに当たります)

ですので、大阪護国神社は大阪府出身の御英霊が祀られているという訳です。

広さ自体は大きなグランドをぐるっと一周するくらいの広さと言った所でしょうか。


正面鳥居


正面鳥居の大きさは大阪府最大になります。

鳥居の向こう側に見える大きな建物が本殿になります。


記念碑



鳥居をくぐったすぐ左右に慰霊碑がたくさんあります。





もちろん全て戦争に関わる慰霊碑です。





石碑だけではなく御英霊にちなんだ記念碑が建てられていて、↑は海軍の記念碑で、



↑一番手前のプロペラは予科練(パイロット訓練生)の記念碑になります。


特攻勇士の像


特攻隊の像になります。
特攻隊とは「特別攻撃隊」の略で、自分が操縦している飛行機ごと敵に体当たりする攻撃の事で、生きて帰れない事は重々承知した上で行った作戦になります。



僕も歳を重ねるに連れて死を考える事が多くなりましたが、この事を考えると本当に胸が締め付けられてしまいます。



特攻隊員の方ではないのですが、本殿の手前に展示している父親に向けた手紙です。

この家に生まれて良かったという事、残された兄弟の事をお願いしますという内容が書かれています。今見ても本当に息が詰まります。







さざれ石


さざれ石とは、小石同士がものすごく長い年月(数億年)かけて合わさって1つの岩くらいの大きさになった石の事を言います。

つまり、平和がそれくらい長い年月続くようにという願いがこの石に込められています。



周囲を見てみると、小石がくっついているのがわかると思います。
石と石がくっつくだけでも凄い事なのに、それがこんな大きな岩になるなんて、本当に気が遠くなります。


母に感謝の像


女性の社会進出も一般的になってきて非常に喜ばしい事なのですが、一方で生まれてきた子にとって、これからの人生を生きていく為に大きな力となるのは、「生まれてきた事を全面的に祝福してくれる事」なんだと思います。

それが出来るのは男よりもやはり「お母さん」なんですね。

子供、特に生まれてきたばかりの赤ちゃんの頃はお母さんがそばにいてあげて欲しいと願っています。

もちろん、女性ばかりに負担をかけない工夫は最大限にします。








先ほど紹介したさざれ石とこの母に感謝の像は本殿左横にあります。


おわりに

毎年8月15日には靖国神社へ東京都外からも参拝される方が多く見られます。

靖国神社は護国神社の総本山なのでそうする方も多いと思うのですが、護国神社自体はあなたのお住まいの都道府県にもあるので、是非現在住んでおられる都道府県の護国神社に訪れ、御英霊に感謝を捧げてみてください。

必ずしも8月15日でなくても構いません。




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