大阪の帝塚山(てづかやま)と言えば、一般的には高級住宅街というイメージがある所です。

もちろんそれは間違いではないのですが、実はそれ以外にも色々な顔を持ってる街でもあります。

そこで今回は「大阪・帝塚山 街歩きガイド」と称して、帝塚山の魅力と楽しみ方をご紹介したいと思います。

詳しい話は後程しますので、まずは帝塚山の街並みをご覧ください↓



















帝塚山ってどこにあるの?


帝塚山と言えば、阿倍野区(帝塚山)と住吉区(帝塚山東・帝塚山中・帝塚山西)にまたがる地区になるのですが、ここでは厳密な住所の事ではなく、大阪の「ミナミ」のようにアバウトなエリアとしての帝塚山についてお話していきます。

阪堺電車(チンチン電車)の姫松駅~神ノ木駅周辺がそれにあたり、線路沿いに歩きながら時折気になる所を曲がるという具合に散策すれば、間違いありません。


姫松駅





帝塚山三丁目駅




帝塚山四丁目駅





神ノ木駅





帝塚山ってどんな所?


帝塚山は一般的には「高級住宅街」というイメージが物凄く強いです。
それは間違いではないのですが、いざ歩いてみると期待していたよりは普通だったりします。

想像では「ヨーロッパ建築のような家々が並んでいて」…とやってしまいがちですが、ニュータウンのように人口的に作った街ではないので、昔からの家もたくさんあります。

ですので絵に描いたような高級住宅街という雰囲気にはなりにくいというのが本当の所です。

帝塚山のある大阪・住吉区全体に言える事ですが、古い建物も数多く残っており、ひと昔前の雰囲気が漂ってむしろ懐かしさを感じる事が出来ます。


路面電車が2本も走っている


そしてその懐かしさを装飾するように路面電車が2本も通っています。

1つは大阪と和歌山を結ぶ「南海電車」。そしてもう1つは最初にお話しした「阪堺電車」です。

南海電車は車両も多く、いかにも「鉄道」という感じですが、阪堺電車の方は1両編成でゆらゆら揺れながら進むので、時間もゆっくり流れているような気がしてきます。

南海電車



高級住宅街を味わいたい場合は「帝塚山西」へ


そして、どうしても高級住宅街の雰囲気を味わいたい場合のおススメスポットをご紹介しておきます。

このエリアは住所的に言えば「帝塚山東」「帝塚山中」「帝塚山西」の3つに分かれているのですが、東→中→西に行けば行くほど、高級住宅街感が増してきます。

特に帝塚山西に入った途端、急に雰囲気が変わります。

建物自体は高級住宅と古い建物が入り混じって他とさほど変わりは無いのですが、何故か急に景観が良くなるのです。

理由を考察するに、「道」にあると思っています。

帝塚山東や帝塚山中は真っすぐな道が多いです。
ですので見た感じや写真を撮っても変哲の無いものになってしまいがちです。

しかし帝塚山西はぐにゃぐにゃとした蛇行道や坂道が多くそれらが視点の変化を与え、結果、景観の良さに一役買っているという訳です。

※僕は街の写真をよく撮っていますが、同じ理由で京都の街は意外と撮りにくいです。




帝塚山西は南海電車で区切られているので、解りやすいです。


この線路の先が帝塚山西です



住吉区は面白い街

今回は手塚山という切り口からお送りしましたが、この「住吉区」という所は非常に面白い街です。

高級住宅街もあれば古い町並みや歴史的なものも多く残されていて、色んな顔を持っています。

静かで治安も良く街の景観も素晴らしいので、街歩きをしていてもすごく面白いです。




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