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「ここからが高野山です。」という入り口的な所が2ヶ所あります。
1つは大門。そしてもう1つは今回ご紹介する女人堂です。
ガイドブックを見ても大門は大々的に取り上げられていますが、女人堂は何故か扱いが小さかったりします。
僕が初めて高野山に訪れた時、バスで最初に降りたのが女人堂でした。
バスから降りてその地に足を着けた瞬間、発した言葉が
うわっ!スッゲー!!
でした。
今回はその感動をシェアしながら女人堂をガイドしたいと思います。
1つは大門。そしてもう1つは今回ご紹介する女人堂です。
ガイドブックを見ても大門は大々的に取り上げられていますが、女人堂は何故か扱いが小さかったりします。
僕が初めて高野山に訪れた時、バスで最初に降りたのが女人堂でした。
バスから降りてその地に足を着けた瞬間、発した言葉が
うわっ!スッゲー!!
でした。
今回はその感動をシェアしながら女人堂をガイドしたいと思います。
目次
女人堂ってどこにあるの?
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女人堂は高野山駅から一番近い所にあり、電車でお越しの方は最後はバスで高野山に向かうのですが、高野山駅前から出発して一番最初に停車するバス停になります。
そして高野山の入り口とも言える部分に当たります。
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女人堂ってどんな所?
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/DSCF3763-2.jpg)
昔、女性の方は高野山詣でに行く事が出来ませんでした。なので女性の方がお参り出来るように作られたのが女人堂になります。
一番のメインが女人堂になり、他には物凄く大きなお地蔵さんと神社が一社あります。
女人堂
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/DSCF3754-2.jpg)
こちらが女人堂です。奥行は無く、すぐに本尊があります。
中に入って徘徊するというものではありません。
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/DSCF3761-1.jpg)
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/DSCF3762-1.jpg)
横にもお地蔵さんがいらっしゃいます。
お竹地蔵
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/DSCF3752-1.jpg)
このお地蔵さんを建てた方の名前が「横山たけ」さんという方で、それでお竹地蔵という名前が付いています。
無くなった旦那さんの供養の為にこの女人堂に来た際、お地蔵さんが夢に出てきたらしく、それがきっかけでここにお地蔵さんを建てる事になりました。
建てたのは1745年で、300年近く前になります。
鋳銅(ちゅうどう)製の仏像ではこの高野山内で最大級になるそうです。
小杉神社
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/DSCF3756-1.jpg)
女人堂の横にポツリと建っています。
神社と聞くと境内があって、摂社末社があってぐるりと徘徊するというイメージがありますね。
僕も下調べの時はそういう神社を思い浮かべていたので、いざ着くと「神社はどこにあるんだ!?」と探し回りました。
トイレが凄く快適!
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/DSCF3740-1.jpg)
高野山全体に言える事なのですがトイレが凄く多く、それでいて凄く綺麗です。(新築の家みたいな綺麗さです)
普通、山の上の観光地はトイレが少なかったり、あっても古くて虫がいっぱいいるものですがそこはさすが有名観光地だけあります。
↑この小屋から想像する以上の綺麗さです。
女人堂の最大の見所
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/DSCF3737-1.jpg)
さっきも言ったように電車で高野山へお越しの方は最後はバスで移動するのですが、一番最初に止まるバス停が女人堂になります。
ここで止まらなくても有名所の「壇上伽藍(だんじょうがらん)」や「金剛峯寺(こんごうぶじ)」、更には「奥の院」まで直接行く事も出来るのですが、僕があえて女人堂で降りる事をおススメしているのは訳があります。
バスを降りた瞬間の感動が半端ないからです。
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/DSCF3750-1.jpg)
高野山駅からバスで出発して、ここ女人堂までの道はバス専用道路になります。
歩行者はもちろんトラックや普通の乗用車等は一切通ってなく、基本物音がしません。
なのでバスから降りた瞬間、聞こえるのは木々の揺れる音と鳥の声だけです。
リラクゼーションBGMで「山の音シリーズ」みたいなものがありますが、リアルであれです。(季節が夏だとひぐらしの鳴き声も聞くことができます)
僕が訪れたのは平日のしかも月曜日なので、余計にそうだったのかもしれませんが、割合で言えば女人堂で降りる方はそこまで多くないと思います。
ですので是非ともこの感動を味わってもらいたいです。
女人堂から町まで歩いてでも行ける
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/DSCF3758-1.jpg)
女人堂からの道路はバス以外の車も通る事もできますし、歩道もきちっと整備されています。
ご年配の方や足腰に相当自身が無い方以外なら町中まで十分に歩いて行く事ができます。
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↑の地図の矢印くらい歩くと町並みっぽい所に出てきますが、歩いて5~6分、ゆっくり歩いても10分弱で出てこれます。
女人堂 バス停案内
最後に女人堂のバス停の案内をしておきます。歩いて行く事も出来るのは前述した通りですが、どうしてもきつそうな場合は再びバスに乗って次の観光地を目指しても構いません。上り
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/DSCF3743-1.jpg)
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「奥の院口」とは高野山最大の見所でもある奥の院を最初から参拝出来る道の事です。
ここからゴールでもある弘法大師がおられる建物まで2Km弱かけて歩いて行きます。
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/DSCF3782-1.jpg)
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/DSCF3786-1.jpg)
逆に「奥の院前」は言わばゴールまでの近道ですが、それでも弘法大師がおられる建物までは1Km程あります。
下り
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/DSCF3738-1.jpg)
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/937736f54791804bbc4d3abcfe8f51d5.png)
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/e59545dbce3d076cabce2c89b828d106.png)
![](https://kyoto-magazine.com/wp-content/uploads/2021/07/962481e3e6729cda6408c5a53a2a5a79.png)
下りは帰る時に乗るバスで、以外に本数が多いです。
他の観光地を一通り回った後、帰りに日が落ちた頃の女人堂を参拝するのも良いかもしれません。
女人堂から歩いて観光される方に是非立ち寄って欲しい所
そしてここから観光をスタートされる方で、歩いて行かれる方に是非おススメの所があります。ガイドブックやパンフレットはおろか、町の観光案内の看板にすら載っていない所になります。
女人堂から歩いて5分前後で、時間もそれほど掛からないので是非立ち寄ってみてください。