京都の有名観光地、清水寺の周辺には雰囲気のある場所がとても多いです。

今回紹介する石塀小路もその一つで、雰囲気は「THE・京都」といった所でしょうか。

以前はドラマのロケ地や雑誌・ポスターの撮影地にも使われていたくらいで(今は撮影禁止)、行けば「何か見た事がある」と思われる方が多いと思います。

そんな素敵な路地、石塀小路を歩いてみましょう。


石塀小路の場所 言わば清水寺の麓。


清水寺は音羽山(おとわやま)という山の上にあり、そこに行くにはいくつもの坂を上って行く事になるのですが、石塀小路は言わばその麓にあるといったイメージです。

これまた有名な「ねねの道」から枝分かれしている路地(正確には「図子-ずし‐」)になり、油断すれば気が付かずに通り過ぎてしまうくらいの小さな路です。





凄いのは生活感丸出しのものが置かれていない事


普通はどれだけ雰囲気がある場所だとしてもテーマパークではありませんから、ムードが壊れる様な生活感丸出しのものが置いてあるものですが、石塀小路に限ってはそういうものさえも見当たりません。

恐らく景観を保つ為に意図的にそうしているのでしょう。ここに住まわれている方の意識の高さが伺えます。


純和風かと思いきや、洋風の街灯とレンガの建物も。見事に雰囲気とマッチしています。






とは言えお店屋さんの方がメインで、喫茶店からお高そうな料亭まで軒を連ねていて、どちらかと言えば夜のお店の方がメインになります。


残念ながら写真撮影は禁止


この石塀小路は現在はプロ・アマ問わず写真の撮影は禁止となっています。(この禁止自体どうなんだという意見もあるようですが)

最初は商業カメラマンの撮影のみが対象だったのですが、それはおかしいという物言いが付き、以降すべての人が対象になってしまったという流れです。

確か2016年の秋ぐらいからと記憶していますが、この記事の写真は2016年の春に撮ったもので僕にとっての石塀小路の撮影はこの時が最初で最後になってしまいました。

京都の撮影マナー問題は近くの花見小路でも起き、そちらも現在は撮影禁止になっています。


おかげでより穴場感が増した石塀小路

この石塀小路は場所自体は有名な所なのに、あまりおすすめスポット的なランキングには上がってこないという謎の穴場スポットでもありました(路地自体が短いからかもしれません)。

撮影禁止になってからその穴場感がより一層増して、今は純粋な観光客とお店のお客さんのみとなっています。

ましてや現在のコロナ渦。先日久しぶりにこの路を歩いたのですが、以前の外国人で埋め尽くされる前の京都の風景がそこにありました。




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