
大阪・住吉大社の敷地外、つまり境外にある関連神社(末社)に浅澤社-あさざわしゃ-という神社があります。
規模的には良い意味でこじんまりとした所ですが、佇まいが凄くかっこ良く珍しい雰囲気を醸し出しています。
今回はそんな浅澤社の魅力に迫ってみたいと思います。
規模的には良い意味でこじんまりとした所ですが、佇まいが凄くかっこ良く珍しい雰囲気を醸し出しています。
今回はそんな浅澤社の魅力に迫ってみたいと思います。
浅澤社の場所

浅澤社は境内から南東の鳥居を出た所にあり、住吉大社の末社に当たります。
境外にあるものですから、住吉大社とは関係の無い神社と間違う方も多いと思います。

「境外末社」と彫られた石柱。立派な末社です。

南東の鳥居を出たらすぐに大きな灯篭が目に付き、ここを曲がればすぐに浅澤社です。

何とも形容しがたい佇まいで、まるで孤島の上に浮いているかのような雰囲気です。
わずかな空間に色々なものが敷き詰められている

鳥居をくぐって本殿までの距離は5~6mくらいでしょうか。そのわずかな空間に手水舎と休憩所と本殿があり、ギュウギュウな感じがします。

鳥居をくぐって10歩も歩かないうちに本殿にたどり着けます。
祭神は「市杵島姫命 (いちきしまひめのみこと)」ご利益は

浅澤社のご祭神は「市杵島姫命 (いちきしまひめのみこと)」という神様でいわゆる七福神の一柱の弁天様です。
よって御利益は
「安産祈願」
「子宝祈願」
「商売繁盛」
「旅行・交通安全」
「金運上昇」
「芸能」
とされていますが、浅澤社は特に美容・芸能の神様とされていて、女性の方から厚く信仰されています。
「子宝祈願」
「商売繁盛」
「旅行・交通安全」
「金運上昇」
「芸能」
沼に囲まれた杜若(かきつばた)の名所

冒頭で浅澤社の事を「孤島の上に浮いているかのよう」という言い方をしましたが、それもそのはず実際に沼に囲まれているので、そのような感覚になるのもおかしくはありません。
というのも昔は「浅沢」という池があったらしく、名勝(文化財の一種)にもなっていたそうです。
特にそこに咲く杜若は見事なもので、万葉集にも出てくるくらいです。
杜若は現在も咲いていて、季節がくれば見る事ができます。
最後に 浅澤社は住吉大社の名所
個人的な感想を言わせて頂くと、浅澤社は住吉大社の散策コースの中でも1、2を争う名所だと思っています。カッコいい佇まいと言い、沼に囲まれた何とも言えな雰囲気と言い。
住吉大社に訪れた際は是非とも浅澤社もご参拝ください。